成人学習部・女性学習部 社会見学 レポート
10月4日(金)、向山公民館成人学習部・女性学習部の主催による「社会見学」が開催されました。
当日の朝は今にも雨が降り出しそうな空模様も、まずは岐阜県池田町にある「味の素冷凍食品中部工場」の工場見学へ。この工場では「冷凍餃子」をはじめ4種類の冷凍食品を製造する「少品種大量生産型」の工場として、昭和54年から稼働する基幹工場。冷凍食品の作り方からおいしい冷食のヒミツ、そして実際の工場を見学用通路から拝見しました。そして最後には試食として「餃子・自然解凍えび寄せフライ・ミニケーキ(業務用)」の味を体験しました。食卓を彩る冷凍食品は、本当に多くの創意工夫から成り立っている、そんな感想を持った工場見学でした。
昼食は同池田町にある「湯華の郷」で精進料理。ここは温浴施設でもありますが食事だけでも可能とのことで、名物「精進山菜料理」をお楽しみいただきました。この「湯華の郷」は元々「弓削寺」という寺院の関連とのことで、精進料理、納得。いろいろ彩が豊富かつ、珍しくおなかがいっぱいになるほどの品数を持つ精進料理でした。
いつしか雨も曇り空になる中、途中お手洗い休憩として「道の駅パレットピアおおの」へ。この道の駅は大規模災害の時は災害対応拠点として利用されるとのことで、自家発電機や耐震型利水施設、防災型トイレや災害救助を行う諸団体の活動拠点となる広場が備わっています。また周辺で取れた農産物や加工食品等が多く並び、当日も多くの方でにぎわっていました。
最後に立ち寄ったのは、一宮市の隣「岐阜県各務原市川島町」にある「岐阜県広域防災センター」。今年も1月の能登半島地震、8月の宮崎県日向灘沖地震と大きな規模の地震が起きる中、濃尾大地震から既に100年以上過ぎ大規模地震が起きていない濃尾地方において、地震への備えは喫緊の課題です。
まずはこの施設の1階にある「地震シミュレーター」で体験できる「震度7」の猛威などを体感。体感された方の中には猛烈な衝撃で転倒する方もいるなど、貴重な体験となりました。2階に移動し「VRシミュレーター」。水害や地震、津波の猛威を臨場感あふれるバーチャルリアリティーで体験頂きました。最後に3階は「避難所体験」。最近の避難所に大切な「プライバシーの確保方法」をもとに、テントなどの資器材などが常設展示され、実際に入ってみて回ることも可能。折り畳みヘルメットなど、普段は触れることがなかった多くの防災グッズを知っていただく良い機会となりました。
心配した雨もほとんど影響のなく行程を終えることが出来ました。みなさまの知識の一助になればと思い企画した社会見学。お役に立てれれば幸いです。ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました。また機会がありましたらご参加頂けますと幸いです。